曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」|永平寺工房

曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」|永平寺工房

はじめに|位牌選びで迷いやすい理由とは


位牌を選ぶというのは、価格や見た目だけではなく、そこにはご先祖様への想い、宗派の考え方、そしてこれから先も続いていく祈りの時間が関わってきます。

そのため、位牌選びには迷いが生じやすいものです。
豪華すぎる装飾には違和感を覚える一方で、
あまりに簡素すぎると、手を合わせる気持ちが整わない。

「これは本当に曹洞宗としてふさわしいのだろうか」
そう感じながら、決めきれずにいる方も少なくありません。

曹洞宗では、形式だけでなく祈りの姿勢を大切にされてきました。
だからこそ、位牌もまた「向き合うための存在」である必要があります。

では、曹洞宗にふさわしい位牌とは、どのようなものなのか。

この問いに対して生まれたのが、
曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」です。


曹洞宗の教えと位牌の考え方|祈りのものとして


曹洞宗の教えにあるのは、「坐禅」、そして**只管打坐(しかんたざ)**という考え方です。何かを得るために坐るのではなく、ただ坐る。
評価や形にとらわれず、今この瞬間の姿勢そのものを大切にする教えです。

この「只管打坐」の精神は、坐禅の時間だけに限られるものではありません。
日々の暮らしの中で、手を合わせる所作や、仏壇の前に座る時間にも通じています。

曹洞宗において位牌は、故人を想い、
同時に、残された私たち自身が、
静かに向き合い、心を整えるための拠りどころでもあります。

だからこそ、
毎日手を合わせるものとして、
自然と背筋が伸び、呼吸が整い、
心が静かに向かっていく佇まいであることが大切にされます。

 

曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」が生まれた背景|永平寺御用達店として


位牌は一口にいっても、その形状や種類は実に多様です。

私たちは、曹洞宗本山 永平寺 の御用達店として、
永平寺へ仏具を納める仕事に携わってきました。

実際に永平寺に足を運び、宗派の教えや空気感に日常的に触れながら、
「曹洞宗にとって、どのような在り方がふさわしいのか」を考え続けてきました。

永平寺に関わる仕事を通じて、派手さや目立つ意匠ではなく、

永く手を合わせ続けられる佇まいが大切にされていることを、

自然と学んできました。

こうして生まれたのが、
曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」です。

▶︎ 曹洞宗向けオリジナル位牌「永香(えいか)」はこちら

「永香(えいか)」という名には、
永く祀り続けられる位牌でありたいという想いと、
祈りの場に静かに満ちる香のような存在でありたい、
そんな願いが込められています。


永香の魅力|蒔絵 曹洞宗の精神を映す


永香の台座には、
笹りんどうをモチーフとした蒔絵が施されており、
笹りんどうは、曹洞宗の寺紋として使われています。

笹は、しなやかで折れにくく、節を重ねながら真っ直ぐに伸びる姿から、
修行や生き方の象徴として捉えられてきました。

りんどうは、控えめながらも凛とした花姿を持ち、
仏教的にも「忍耐」や「誠実さ」を想起させる存在です。

蒔絵は、福井県で代々技を受け継ぐ蒔絵職人が、
一点一点、手描きで仕上げています。
仏壇をはじめとする数多くの伝統工芸品に蒔絵を施してきた職人だからこそ、
祈りの場にふさわしい「主張しすぎない美しさ」を知っています。


永香の魅力|素材 永平寺杉と国産檜


永香の台座には、
福井県吉田郡永平寺町で育った永平寺杉を使用しています。

雪深い冬を耐え抜く福井の厳しい自然環境の中で育った永平寺杉は、
年輪が細かく、木目が美しく、香りと耐久性に優れています。
その素材は、「永く祀り続ける位牌」にふさわしい力強さを持っています。

そして、札板には、国産の上質な檜材を使用しています。
檜は古くから、神仏と向き合う場に用いられてきた木材で、
清浄さと落ち着きを兼ね備えています。

檜の清らかさと、永平寺杉の温もり。
それぞれの特性を活かすことで、
祈りの場に自然な安心感と格調が生まれます。

素材そのものが重ねてきた時間が、
位牌という存在に深みを与え、
手を合わせる人の心を静かに支えます。


永香の魅力|伝統を、暮らしの中に


現代では、仏間のないご家庭も珍しくありません。
マンションの一角や、リビングの棚に、
小さな祈りの場を設けている方も多くなっています。

曹洞宗の祈りは、場所によって左右されるものではありません。
大切なのは、どこに祀るかではなく、どう向き合うかです。

永香は、現代の住空間にも自然に調和する佇まいでありながら、
手を合わせたときに、自然と祈りの姿勢へと導いてくれる存在を目指しています。

毎日、無理なく手を合わせられること。
忙しい日々の中でも、自然と向き合えること。
それを永く続けられること。

永香は、そうした日常の中の祈りに、
静かに寄り添う位牌でありたいと考えています。

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自然と、全国へ|選ばれてきた理由


永香は、福井県内にとどまらず、
これまでに 県内・全国でたくさんのご縁をいただいてきました。

この広がりは、はじめから意図したものではありません。
蒔絵の仕上げ、素材の選定、佇まいの在り方――
一つひとつに丁寧に向き合ってきた結果として、
少しずつ選ばれてきたものです。

永平寺に関わる仕事の中で培われてきた、確かな安心感。
そして、実際に手に取ったときに感じていただける納得感。

そうした感覚が重なり合い、
永香は、自然と全国の方々のもとへ届いていきました。


まとめ|曹洞宗向けの位牌『永香』とは


曹洞宗の祈りは、形だけでなく心にあります。
位牌もまた、これから先、永く向き合い続ける存在です。

曹洞宗向けオリジナル位牌「永香」は、

曹洞宗の方が、安心して手を合わせられる位牌として
日々の祈りの時間にそっと寄り添える。

それが、私たちの何よりの願いです。

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